色黒 脱毛

肌色の濃い人は脱毛を受けられる?

肌が白い女性と肌が黒い女性

光脱毛やレーザー脱毛は肌と毛との色素のコントラストを利用しています。ライトの熱がムダ毛だけに集中するのは、白い肌の上に黒いムダ毛があるためです。

 

では、色黒、地黒、日焼け、黒人など肌色の濃い方は脱毛を受けるのは難しいのでしょうか。施術期間中は日焼けをしないように注意することはよく知られていますが、もともと肌が色黒な方もいますよね。

 

サロンの光脱毛は受けられませんが、医療レーザーであれば処理することができます。レーザーも波長によっていくつか種類がありますが、その中で「YAGレーザー」というレーザー機器の設備がある医療クリニックに相談してみてください。
これは1064nmという長い波長を持ったレーザーです。レーザーは波長が短い方がメラニンへの吸収率が高く、波長が長くなるにつれ吸収率が下がっていきます。

 

ちなみによく使用されているダイオードレーザー(810nm)と比較すると、ダイオードレーザーが吸収率9に対し、YAGレーザーは2、単純計算すると1/4のパワーということになります。脱毛効果は落ちてしまいますが、このローパワーのおかげで、他のレーザーであれば火傷してしまうような肌色でも、トラブルなく脱毛を受けることが可能なのです。

 

ではなぜ、もっと長い波長が使われないかというと、波長が長くなりすぎると、水分への吸収率が上がってしまうのです。700nm以下では水分にはほぼまったく反応しませんが、700nmを超えると吸収率が上がり始め、1000nm前後で急上昇します。水分への吸収率が高いと、レーザーはメラニンよりも水分に吸収されるため、脱毛効果が落ちてしまいます。そして、肌の水分がレーザーで熱せられると、当然火傷のリスクも生じてきます。

 

ただ、水分の吸収率はまっすぐに上昇するのではなく、小刻みに上下しながら上昇するのですが、1064nmは、ちょうど、水分への吸収率がじゃっかん落ち込むポイントなのです。YAGレーザーが1064nmという、ちょっと半端な波長に設定されているのは、メラニンへと水分、両方に対する感度が低い波長に、ピンポイントで合わせているためなのです。

 

このYAGレーザーはもともと、黒人の方が脱毛を受けるために調整されたものですから、色黒、地黒、日焼けをしている人など、ほとんどの方はトラブルなく施術が受けられると思います。うっかり日焼けしてサロンで断られた、という方にもおすすめですよ。ただし、必ず事前のカウンセリングで医師とよく相談することは忘れないで下さい。